【AIニュース】2026年10月19日|ChatGPTが資料作成、文書チェックAI無料公開の3点

「提案書づくりに毎回半日かかる」「契約書の見落としが怖い」——中小企業の現場でよく聞く悩みです。2026年10月中旬、ちょうどこの悩みに直結するAIの発表が相次ぎました。本記事では資料作成・文書チェック・旧AIモデルの終了という3点を取り上げ、自社で何をすべきかまで整理します。
この記事でわかること
- ChatGPTだけでプレゼン資料が作れるようになったこと
- Googleの文書チェックAIが週2回まで無料で使えること
- 2027年1月に旧AIモデルが止まること、そして影響の確認方法
1. ChatGPTがプレゼン資料を作る「ChatGPT Slides」
2026年10月16日、OpenAIがChatGPT内で資料を作成・共同編集できる機能の提供を始めました。会話や手持ちのファイル、見本の資料からスライドを組み立てられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象プラン | Pro / Business / Enterprise(順次提供) |
| 書き出し | PowerPoint / PDF / Google スライド |
| 共同作業 | 同じ資料を複数人で編集・コメント |
中小企業にとっての意味: 提案書や社内研修資料の「たたき台づくり」が、資料ソフトを開かずに終わる可能性があります。
今日からできる対応: 過去の提案書を1本だけ見本として渡し、別案件向けに作り直させて品質を確かめてみてください。
2. 文書チェックAI「Deep Review」が週2回まで無料に
2026年10月14日、Google Researchが長い文書の論理の矛盾や計算ミスを指摘するAIを一般公開しました。アカウントがあれば週2回まで無料で使えます。
- 対応形式: PDFとテキスト(現時点)
- 想定用途: 論文のほか契約書・財務資料・プレゼン資料
- データ: 学習には使わないが、閲覧用に1年間保存される
中小企業にとっての意味: 見積書や契約書の「数字の食い違い」「前後で矛盾する条件」を、人の目に入る前に一度通せます。
今日からできる対応: まず機密性の低い社内規程やマニュアルで試し、指摘の精度を見極めるのが安全だと考えられます。社外秘の文書を扱う前に社内のAI利用ルールを決めておきたいところです(ルールづくりはAI導入コンサルティングでもご相談いただけます)。
3. 旧AIモデルが2027年1月14日に提供終了
同じく10月14日、OpenAIがGPT-4o・GPT-4o mini・GPT-4.1・GPT-4.1 miniをAPI(外部システムからAIを呼び出す仕組み)から2027年1月14日に削除すると告知しました。後継は新型のgpt-6-lunaです。
中小企業にとっての意味: ChatGPTをブラウザで使うだけなら影響はありません。影響するのは、AIを組み込んだ自社ツールや外注したシステムです。
| 使っているもの | 確認すること |
|---|---|
| 自社で作ったAIツール | 設定にgpt-4oなどの記載がないか |
| 外注したシステム | 開発会社に移行予定と費用を確認 |
| 市販のAIサービス | 提供元の案内を待てばよい |
よくある質問
Q. ChatGPT Slidesは無料プランでも使えますか。
A. 現時点ではPro・Business・Enterpriseが対象です。無料プランへの提供は発表されていません。
Q. Deep Reviewに自社の契約書を入れても大丈夫ですか。
A. Googleは学習には使わないとしていますが、文書は1年間保存されます。取引先の機密情報を含む文書は、社内ルールを決めてからにすべきと考えられます。
Q. 旧モデルの終了で費用は上がりますか。
A. 後継のgpt-6-lunaは100万トークンあたり入力0.10ドル・出力0.50ドルで、単価はむしろ下がる見込みです。ただし移行の作業費は別途かかります。
Q. 3つのうち、まず何から手を付けるべきですか。
A. 期限があるのは3番目だけです。AIを組み込んだシステムの有無を確認することから始めてください。
まとめ
- ChatGPT Slidesで、提案書のたたき台づくりがChatGPT内で完結する
- Google Deep Reviewは週2回まで無料。文書の矛盾チェックに使える
- GPT-4o系は2027年1月14日にAPIから終了。自社ツールの確認を
- 急ぐのは3番目のみ。1と2は小さく試して判断すれば十分
どれも「まず社内の低リスクな業務で試す」ことが近道です。何から試すべきか迷われる場合は、AI導入コンサルティングまでお気軽にご相談ください。



