【AIニュース】2026年9月28日|新Copilotと従量課金 中小企業の3点

「AIに任せたいけれど、どこまで任せられるのか分からない」。中小企業の経営者からよく聞く声です。2026年9月25日、Microsoftは仕事を代行する新しいCopilotを発表し、あわせて11月から料金の仕組みも変わります。今週は「どこまで任せるか」と「コストの上限をどう決めるか」の2点がテーマです。
この記事でわかること
- 新しいCopilotの3つの顔(Home / Code / Autopilot)
- 11月2日から変わるCopilotの課金方式と、先に決めておくこと
- AIエージェントが実際に業務を完遂できる割合(最新ベンチマーク)
- 自社で今週から着手できる3ステップ
1. Microsoftが「新しいCopilot」を発表(9月25日)
何が起きたか: Copilotが3つの機能に再編されました。Frontierプログラムから順次提供されます。
| 名前 | できること | 中小企業での使いどころ |
|---|---|---|
| Home | チャットとCowork、Word・Excel・PowerPointをCopilot内で操作 | 提案書や見積書のたたき台づくり |
| Code | 自然言語で小さな業務アプリやダッシュボードを作る | 集計表・進捗管理の内製化 |
| Autopilot | 目的と範囲を渡すと、常駐して仕事を進める | 会議準備やフォローアップの自動化 |
中小企業にとっての意味: 「聞いて答えてもらう」から「任せて仕上げてもらう」へ軸が移ると考えられます。
今日からできる対応: 任せたい定型業務を3つ書き出し、それぞれの作業範囲と最終確認者を決めておきましょう。
2. 11月2日からCopilotの新規契約は従量課金が既定に
何が起きたか: 9月16日の告知によると、11月2日以降に販売パートナー(CSP)経由で新規購入するMicrosoft 365 Copilot Businessは、従量課金が既定で有効になります。既存ライセンスは対象外です。
- 固定料金(ユーザー単位): 日常のチャットやOffice内の作業
- 従量課金: Copilot Cowork、Work IQ API、GitHub Copilot Harness などの高度な機能
- 管理のしくみ: 既定の月額上限があらかじめ設定され、上限・アラート・利用状況レポートで統制する
中小企業にとっての意味: エージェントに任せる量が増えるほど請求額が動きます。人数×単価だけでは予算が読めなくなります。
今日からできる対応: 契約前に「月額上限」と「誰に使わせるか」を社内で決め、販売パートナーに設定を依頼してください。費用対効果の設計はAI導入コンサルティングでもご相談いただけます。
出典: Microsoft Learn(Partner Center 2026年9月告知)
3. AIエージェントの業務完遂率は、まだ4割台
何が起きたか: 業務自動化サービスのZapierが公開するベンチマーク AutomationBench(47ツール・6業務領域・最大50手順)で、9月27日時点の首位は Claude Opus 5.5 の完遂率42.47%(1タスク約1.44ドル)、2位は GPT-6 Astra の41.4%でした。
| 業務領域 | 最高スコア | 読み取り方 |
|---|---|---|
| オペレーション | 65% | 手順が決まった作業は任せやすい |
| 経理・財務 | 43.33% | 例外処理が多く、確認が必要 |
| 人事 | 26.67% | 現時点では補助にとどめるのが無難 |
中小企業にとっての意味: 得意不得意がはっきり出ています。全自動ではなく「下書きまで任せて人が締める」設計が現実的と考えられます。
今日からできる対応: 自動化の候補を、手順が固定された業務から選びましょう。
今週から始める3ステップ
- 任せたい定型業務を3つ書き出し、手順が固定されているものを1つ選ぶ
- その業務で「AIが作る範囲」と「人が確認する範囲」を線引きする
- AI関連の月額上限と利用者を決め、契約・設定に反映する
よくある質問
Q. 新しいCopilotは、今すぐ全部使えますか
A. 段階的な提供です。Frontierプログラムから順次で、Autopilotは限定プレビューの段階です。今は使える機能から試すのが現実的です。
Q. 従量課金になると請求が読めなくなりませんか
A. 既定の月額上限とアラート、利用状況レポートが用意されています。設定を確認せずに契約しないことが肝心です。既存契約はこの変更の対象外です。
Q. 完遂率が4割台なら、導入はまだ早いのでしょうか
A. 全自動を前提にすると早いですが、要約・下書き・集計といった部分作業では十分に実用的です。役割を絞れば今でも成果は出ると考えられます。
Q. 社内に詳しい人がいません。何から相談すべきですか
A. ツール選びより先に、対象業務と上限予算の整理からです。ここが決まれば、必要なプランは自然に絞れます。
まとめ
- Microsoftは9月25日、Home・Code・AutopilotからなるCopilotを発表。AIが仕事を実行する側へ移りつつあります
- 11月2日以降のCopilot Business新規契約は従量課金が既定。上限と利用者を先に決めることが重要です
- AIエージェントの業務完遂率は最高42%台。全自動より「下書きまで」の切り分けが有効です
自社のどの業務から任せるべきか、費用の上限をどう引くか。オフィスフジタでは業務の棚卸しから設定・運用まで伴走しています。AI導入コンサルティングからお気軽にご相談ください。



